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相続でこれだけは避けたい!実例から見る失敗パターン |1分でわかる相続リスクチェック

01|相続で後悔する前に知っておきたい事実
「相続って何をすればいいかわからないから手がつかない」
「まだ先の話だから”きっと”大丈夫」
「うちは揉めないから”きっと”大丈夫」
そう思っていませんか?
ですが、多くの方が「後になって」こう後悔します。
「もっと早く準備していれば…」
「親の財産管理をきちんと確認していれば…」
「家族と話し合っておけば…」
このようなお悩みを抱える方がいることも事実です。
相続対策は事前準備に大きく左右されます。
トラブルが表面化してからでは、解決にかかる時間も費用も何倍にもなってしまいます。
02|注意が必要なケース
✓親の意思が不明瞭
親の意思が伝わらずに誤解や紛争が生じる可能性も。
✓親の資産、負債が不明瞭
親御さんが亡くなられた後に多額な借金が判明し、トラブルになることも。
✓兄弟姉妹の考えてることがわからない
兄弟姉妹との意見の不一致により、相続人間で疑心暗鬼に。
相続人同士の関係悪化や長期化するトラブルになりやすいです。
03|相続で起きた実際の失敗事例
事例1:家族は仲が良かったのに…相続で崩れた信頼関係
Aさんの実家は地方の一軒家。両親と兄、弟の5人家族で育ちました。
家族仲は良好で、年に数回は全員が集まる機会もありました。
父親が他界した際、母親は「あなたたち3人で仲良く分けてね」と言い残して亡くなりました。
遺産は実家の土地・建物と預貯金約3,000万円。
何が起きたか
- 長男のAさんは「実家に住んでいた弟が家を相続し、預貯金を3人で分けるのが自然だ」と主張
- 次男は「実家を売却して全財産を3等分すべきだ」と主張
- 三男(弟)は「自分が親の面倒を見ていたから家はもらって当然。預貯金も多めに」と主張
当初は話し合いで解決できると思っていましたが、それぞれの立場や価値観の違いから意見が対立。「親の気持ちをくみ取れない」「自分だけ損をしている」と互いを責め合う状況に発展しました。
最終的には弁護士を介した遺産分割協議を行うことになり、調停に1年以上を費やしました。
弁護士費用や調停費用で約100万円の出費に加え、以前のような家族関係は取り戻せていません。
➡ 「仲が良い家族」でも、お金の問題が絡むと意見が割れることがあります。
具体的な遺言書がなければ、相続人同士の感情的対立を避けることは難しいのです。
事例2:親の口座が勝手に使われていた!?
Bさんの母親は5年前から認知症の症状が現れ始めました。
兄は遠方に住んでいたため、近くに住むBさんの姉が母親の面倒を見ることになりました。
母親の預金通帳や印鑑も姉が管理していましたが、特に書面での取り決めはありませんでした。
「家族だから大丈夫」という思いからです。
何が起きたか
- 母親が亡くなった後、預金残高を確認すると5年前と比べて約800万円減少していた
- 姉は「母の介護や生活費に使った」と説明したが、明細や記録がなかった
- 兄とBさんは「本当に必要な支出だったのか」と疑念を抱いた
- 姉は「信じてもらえない」と感情的になり、話し合いが進まない状況に
結果的に、弁護士を交えた話し合いになり、財産分割で姉の取り分を少なくする形で決着しましたが、姉との関係は修復できていません。
➡ 家族間であっても、財産管理は透明性を確保することが重要です。
口頭での了解や曖昧な取り決めは、後々疑念や不信感の原因になります。
事例3:相続手続き後に発覚した借金
Cさんの父親は外見上は裕福に見えました。
高級車に乗り、趣味のゴルフも楽しんでいました。
父が亡くなった際、残された財産は自宅マンション(ローン残額あり)と預貯金約500万円。
Cさんと兄は「少ないけれど、これが父の残してくれた財産」と相続手続きを進めようとしていました。
何が起きたか
- 相続から2ヶ月後、複数の消費者金融から合計1,500万円の借金があることが判明
- 父親名義のクレジットカードの未払い約300万円も発覚
- すでに相続手続きを進めていたため、相続放棄が難しい状況に
- 自宅マンションを売却しても借金を完済できない見込みに
兄とCさんは弁護士に相談し、なんとか期限内(相続を知ってから3ヶ月以内)に相続放棄の手続きを行うことができましたが、精神的な負担は大きく、父親の葬儀費用も自己負担となりました。
➡ 相続が発生したら、まず財産と負債の全体像を把握することが重要です。表面的な生活状況だけでは判断できない負債が隠れている可能性があります。
事例4:二次相続で起きた想定外のトラブル
Dさんの父親が亡くなった際、母親がすべての財産を相続しました。
「母親が亡くなった時に兄弟で分ければいい」と考えていたからです。
しかし、予想外の展開が待っていました。
何が起きたか
- 母親は再婚し、継父が家計を管理するようになった
- 数年後、母親が認知症を発症
- 継父は「自分が面倒を見ているのだから」と主張し、財産の大部分を使用
- 母親の死後、Dさんと兄弟が相続できる財産はわずかしか残っていなかった
当初の父親の財産約5,000万円のうち、最終的に兄弟が相続できたのは約1,000万円のみでした。
➡ 配偶者に全財産を相続させる方法は、二次相続でのリスクを考慮する必要があります。
家族構成の変化や認知症など、予測できない事態に備えた対策が重要です。
04|これらの失敗に共通する原因
これらの失敗事例に共通するのは、以下の要素です:
1. 思い込みによる油断
「うちは大丈夫」「家族だから問題ない」という過信が、後々大きなトラブルにつながります。
2. 専門知識の不足
相続法や税制への理解不足が招いた判断ミスにより、取り返しのつかない事態に発展します。
3. 事前準備の欠如
遺言書の不備や財産管理の曖昧さが、相続トラブルの根本原因になることが多いのです。
4. コミュニケーション不足
家族間での話し合いや意思確認の不足により、予想外のトラブルに発展します。
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06|まとめ – 安心して相続を進めるために
相続は、事前準備に大きく左右される重要なライフイベントです。
あなたの状況に合った適切な対策を選ぶには
- あなたの状況を客観的に把握する
– 無料の相続リスク診断で確認 - 早めの行動を心がける
– 特に相続放棄は3ヶ月の期限あり - 専門家のサポートを受ける
– 複雑な手続きを確実に進めるために
当事務所では、浜松市内での豊富な相続対応実績をもとに、あなたの状況に合わせたサポートをご提供します。
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