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長野法律事務所ホームニュース・ブログ相続親の財産管理、あなたは大丈夫?使途不明金をめぐる相続不安を解消するには

親の財産管理、あなたは大丈夫?使途不明金をめぐる相続不安を解消するには

2025.06.27
カテゴリ: 相続
タグ: 相続

もしかするとこのようなことにモヤモヤしていませんか?

  • 親の通帳を兄弟姉妹が管理している
  • 兄が親の通帳や口座情報を見せてくれない
  • 「口座残高が減っているような…」という父のつぶやき
  • 親の財産を管理する兄弟姉妹に少し違和感を覚えている

こういったことが思い当たる方は全7問・1分でできるセルフチェックであなたの”失敗リスク”を確認しませんか?

01|財産を兄弟姉妹が管理するリスクとは?

親が元気なうちは問題にならなくても、判断能力が低下したり亡くなったりしたときに、「兄が財産を独占している」「親の財産が使い込まれている」 という疑念が生まれがちです。


よくあるリスクとして、以下のようなケースが挙げられます。

  • 親の財産が不透明に管理され、遺産がどこにあるのかわからなくなる
  • 兄が親の資産を私的に使っている可能性がある
  • 親の意向が反映されず、兄弟間での公平な分配が行われなくなる

特に、兄弟姉妹間の仲があまり良くない場合、このような状況が深刻な対立を生む原因になり得ます。

02|典型的なトラブル事例

実際に、親の財産管理を巡って発生する典型的なトラブルには次のようなものがあります。

事例1:親の通帳から多額の現金が引き出されている

  • 親の生活費に見合わない額が引き出されているが、兄は説明をしない。
  • 「親が生前に自分にくれた」と言われ、証拠がないと追及できない。

事例2:親の不動産が勝手に名義変更されている

  • 兄が親を説得して、自分の名義に変更してしまう。
  • 親の判断能力が低下している状態での名義変更は「無効」になり得るが、後から争うのは難しい。

事例3:兄が親の財産をすべて相続する内容の遺言が発見される

  • 公正証書遺言ではなく、自筆証書遺言で作成されていたため、不正の可能性がある。
  • 遺留分侵害額請求を行わないと、弟の取り分がゼロになる可能性も。

このようなトラブルを防ぐために、親の財産管理の透明化が重要です。

03|なぜ今すぐ対策すべきなのか?

「まだ相続のことを考えるのは早い」と思うかもしれませんが、相続トラブルは、親が亡くなってからでは手遅れになることが多いのです。

  • 親の判断能力が低下してからでは財産管理の変更が難しくなる
  • 相続開始後に兄弟で争うと、裁判になる可能性が高く、費用もかかる
  • 親の財産の全容が不明なままでは、取り返しのつかない状況になる


今すぐ対策を始めることで、将来の争いを未然に防ぐことができます。

そのために、あなたの現状にどのようなリスクが潜んでいるか以下のセルフチェックからご確認できます。

全7問のセルフチェックを試してみる

04|失敗しないための対策

対策1:親の財産状況を明確にする

通帳や不動産の情報を把握し、親と相談して財産リストを作成します。

対策2:財産管理のルールを決める

兄弟の誰か一人に管理を任せるのではなく、定期的に情報を共有するルールを作るようにしましょう。

対策3:成年後見制度の活用を検討する

もし親の判断能力が低下しているなら、家庭裁判所に申し立てて成年後見人を選任し、財産の適正管理を行いましょう。

成年後見人とは、判断が難しくなった人(例:認知症の親)の代わりに、お金や財産の管理を手伝ってくれる人 のことです。

あなたが成年後見人になることで親の財産管理を適正に行い、不透明な管理を防ぐことができます。

また、セルフチェックをご利用いただくとこれからあなたが取るべき行動と、それを基に弁護士との無料相談も可能になります。

より解決に向けてのご提案ができるようになります。

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05|あなたのケースに最適な対策は?

生前の対策:成年後見制度の活用

成年後見が適している場合

  • 親の判断能力が低下している。
  • 兄が不透明な財産管理をしている。
  • 親の財産を守るため、第三者(弁護士など)に管理を任せたい。

成年後見人を利用することで、親の財産を適正に管理し、兄が勝手に資産を動かすことを防ぐことができます。

家庭裁判所を通じて選任されるため、より公正な財産管理が可能になります。

死後の対策:公正証書遺言の作成

公正証書遺言とは、「自分の財産を、誰に、どのように渡すか」 をあらかじめ決めておくための正式な書類のことです。

公証役場で専門家(公証人)が作るので、書き間違い・無効になる心配がないものです。

遺言書が必要な場合

  • 親がまだ元気で、相続トラブルを避けたい。
  • 兄弟間の公平な分配を明確にしたい。
  • 兄が親を誘導して遺言を書かせそうな懸念がある。

公正証書遺言を作成しておくことで、親の意向を明確にし、兄が不当な遺産独占をしないように防ぐことができます。

話がまとまらないときの対策:遺産分割調停をする


遺産分割調停が必要な場合

遺産分割調停とは、家族や兄弟姉妹の間で 「遺産の分け方」がまとまらないときに、裁判所が間に入って話し合いをする制度です。

  • 兄が親の財産を勝手に使い込み、話し合いに応じない。
  • 兄が親の財産を独占しようとしている。

06|今すぐできる具体的な行動リスト

  1. 親と財産について話し合い、状況を確認する
  2. 兄に財産管理の透明化を求める
  3. 成年後見制度の申し立てを検討する(親の判断能力が低下している場合)
  4. 公正証書遺言の作成を親に提案する(判断能力があるうちに)
  5. 必要に応じて弁護士や司法書士に相談する

これらの対策で親の生前・生後どちらの場面においても明瞭な財産管理が可能になります。

専門家へのハードルは高いと思われるかと思います。
そんな方には1分でできる全7問のセルフチェックがご利用できます。

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07|まとめ – 家族の財産と未来を守るために今日から始めること

財産管理の問題は、放置すると大きな相続トラブルにつながります。 「何かおかしい」と思ったら、すぐに行動することが大切です。

みなさんがすぐに行動に移せるよう、長野法律事務所では相続問題の事前対策の徹底サポートをしています。

ご状況だけでもご確認いただくことで大きな問題にならない一歩になるかもしれません。

なので、是非LINEで簡単『1分でできる全7問のセルフチェック』でご確認ください。

あなたのご状況にあったアドバイスを配信&無料相談会のご案内をお送りいたします。

あなたとご家族の未来が良いものであり続けるように長野法律事務所が全力でサポートいたします。


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